【先輩munecoの声を聞く③】小さいことでもやりたいことは挑戦する │ れいさん

【先輩munecoの声を聞く③】小さいことでもやりたいことは挑戦する │ れいさん

乳がんを体験した女性たちがインタビューに答えてくれました。
(若年性乳がんサポートコミュニティPinkRingに協力いただき、ボランティアスタッフの皆さんが協力してくれました)
先輩munecoの素直な言葉は、同じ悩みを持つ仲間にとって共感の連続です。
数回にわたってご紹介していきますので、ぜひごらんください。

今日は、れいさん(罹患年齢36歳)の言葉を紹介します。

①家族構成

 →独身で母親とハムスター🐹と同居

➁仕事

→病院の薬局助手(契約社員)

③病気を発見したきっかけ、心境

→北斗晶さんが乳がんを公表した時に私もシコリのようなものがあったかも…と思い出して自分で触診をしてみつけた。
乳がんと分かった時、最初は乳がんになってしまった事よりも癌になってしまった事、一生再発転移の恐怖の中生きていかなくてはならないんだ…とそちらのショックが大きかった。

リンパ節に転移している事が分かった時は全身から血の気が引いていき私はもう死ぬんだと毎日考えていました。
何もやる気がおきずお風呂にも1週間入らず化粧もせず仕事中も私はもう死ぬ…そんな事ばかりが頭の中をぐるぐるしていた。
胸がなくなるし病気になったのでもう恋愛も結婚も一生できないんだーと、すごくつらくて悲しかったです。両親に孫の顔をもうみせてあげる事ができなくなる事がとても申し訳ないと思いました。こんな娘でごめんねと思いました。

④罹患した当時、どんなことを考え、どのような不安や辛い思いがあったか?

小さな事でもいいからやりたい事は挑戦しようと思うようになった。
マツエクをして女子力を上げて気分をあげる!したい髪型髪色、自分の好きな服をきる!とにかく後悔しないようにしたい事をしようと思うようになりました。 
友達や知り合いに乳がん検診に行くようにと啓発活動をするようになりました(笑)特に若い子には検診の大切さをしっかり伝えるようにしています!

⑤罹患したことで、変わったこと

→乳がんになって孤独で寂しく辛い時に出会ったのがPink Ringでした。
本当に1人じゃないんだと心から思えた場所です。みんな同じ気持ちで日々過ごしていたんだ、私だけじゃなかったんだ〜と安心した事を覚えています。勇気をだして初めての北海道でのキャラバンに参加して本当に良かったと思っています。とにかくPink Ring のおかげで乳がんになっても前向きに治療、そして生きていこうと思えるようになりました。

⑦今の自分から当時の自分に伝えてあげたい言葉は?

→たくさんの仲間ができて元気に過ごせる日がくるよ!
辛い治療も乗り越えていけるから大丈夫!
そして自分でも信じられないけれどボランティアのメンバーにもなって頑張ってるよ!
感謝の心を忘れずに日々すごしていくんだよ

れいさんが語ってくれた罹患したときの心境。同じような思いを抱えた方は少なくないはずです。
本当は自分を責める必要はまったくないのですが、がんとわかって、まわりに「申し訳ない」という気持ちにどうしてもなってしまうのですよね…

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