コロナワクチン接種後にリンパ節が腫れることが多いらしい。マンモはどのタイミングがベスト？

日本でもようやく、高齢者の方への新型コロナワクチンの接種が進んできていますね。
副反応のことがメディアで取り上げられたりして気になる一方、接種が進んでいる国でマスクなしで出歩く人が増えていたり、大規模なコンサートで声を出して楽しむ人たちをニュース等で見ると、日本にも早くそんな生活がやってきたら良いなぁと思ってしまいます。

そんな中、COVID-19のワクチン接種後、注射した側の脇の下のリンパ節（腋窩リンパ節）が一時的に大きくなるのは1〜2割の方にみられることがあるとの報告が。

以下の記事にあるように、その後の生活には心配がなさそうな副反応ではあるのですが、マンモグラフィ検診の時にリンパ節が腫れていると【要精密検査】になってしまう可能性がありますので、できれば検診のタイミングは考慮したいところですね。

調べてみると、推奨されているのは以下のような点です。これは気をつけなくては。
◉マンモグラフィ検診を考えている方にはワクチン接種前に受けることがお勧めされている
◉もう摂取された方は、すぐにマンモグラフィ検診を受けないようにする
（2回目のワクチン接種から4週間空けてください、というところもあれば、6週間空けることを推奨する病院もあるようでした）
◉マンモグラフィ検診を受ける際には「どちらの腕に、いつ打ったか」を検査担当技師に知らせる

（参考）
聖マリアンナ医科大学附属ブレスト＆イメージングセンターのHP

放射線科医フォックス聡子先生のインスタグラム

また、認定NPO法人キャンサーネットジャパンさんの
「COVID-19に関するがん患者さんと家族のためのQ&A」では

(1)乳がんで左胸を再建しシリコンが入っているとき、左腕に接種しても大丈夫でしょうか。　
(2)腋窩リンパ節郭清があります。2回とも手術と反体側に注射すればよいのでしょうか。副反応が心配です。

といったワクチンに関する乳がん患者さんの質問に対して丁寧に返答してくださっています。

心配事は、もちろん皆さんそれぞれの主治医に相談することが大前提ですが、知識として参考になさっていただけましたら。