【先輩munecoの声を聞く④】きっと未来では、今が1つの味わい深い思い出に │ サキさん

【先輩munecoの声を聞く④】きっと未来では、今が1つの味わい深い思い出に │ サキさん

乳がんを体験した女性たちがインタビューに答えてくれました。
(若年性乳がんサポートコミュニティPinkRingに協力いただき、ボランティアスタッフの皆さんが協力してくれました)
先輩munecoの素直な言葉は、同じ悩みを持つ仲間にとって共感の連続です。
数回にわたってご紹介していきますので、ぜひごらんください。

今日は、サキさん(罹患年齢 30歳)の声をご紹介します。

①家族構成

→独身 小学2年生の子供と2人暮らし(罹患時は幼稚園年中の4歳)

➁仕事

→リラクゼーションセラピスト

③病気を発見したきっかけ、心境 ④罹患した当時、どんなことを考え、どのような不安や辛い思いがあったか?

→自分でしこりを見つけて嫌な予感はしていたので、『やっぱりか』と思うと共に、これからどうなっていくんだろうという不安な気持ちと、子供に心配をかけないような態度で暮らしていくと決意を固める気持ちが混ざり、とても不安定な状態だった。
不安で息を吸うのも食事をするのも辛かった。誰にも本音を言えず、子供が寝静まってから、毎日夜中に嗚咽が出るほど一人で泣いていた。

⑤罹患したことで、変わったこと

→いつ死んでもよいように、毎日自分の為、自分の大切な人の為に生きるようになった。
周りの人や、子供にも本音を打ち明けるようになってからは、人との繋がりが自然と広がっていった。
前向きな気持ちがブレなくなってからは、笑顔が素敵だとすごく言われるようになった。

⑥Pink Ring に出会って感じたことや気持ちの変化

→1年目は特に、検査や入院、家族との付き合い方等、最初の一歩が大変重いと感じる出来事が詰まっていた。
毎日ガンに関わる事ばかり考えていた。
そんな時にピンクリングに出会い、こんなに同じ想いをしている同世代がいる事や、ステージ4でも人生を謳歌している先輩を目の当たりに出来たことが転機となった。凝り固まった思い込み部屋の鍵を開けてくれたような感覚があり、さまざまな事に対する見方を変えて前に進む気持ちになれた。

⑦今の自分から当時の自分に伝えてあげたい言葉は?

→思い込む時間があるからこそ沢山不安を生んでしまっていたね。
思い描いていたライフステージとは異なるものになるかもしれないけど、これからの人生をどう彩り豊かなものにできるかは、生きてこそ!勇気を出して、やりたかったことにチャレンジしてみよう。
きっと未来では、今が1つの味わい深い思い出に変わる。

子育て中に乳がんになり、お子さんに心配をかけないように…とこっそり泣いているお母さんも多いはず。
サキさんは、時間をかけて病気を受け入れ、前向きな気持ちがブレないようになったときに、小さなお子さんへ本音を打ち明けるように。
前よりもさらに笑顔が素敵になったサキさんのこれからはカラフルな人生が待っていることでしょうね!

↓他の先輩munecoたちの声もぜひ併せてごらんください

自分らしく生きる/経験談カテゴリの最新記事