この記事を書いているわたくし、乳がんと診断されたとき、がん保険に入っておりませんでした。
家族にも、親戚にもがんになった人が見当たらず、虫歯にもなったことがない、健康優良児として育ってきたから、わたしは大丈夫だろうと。
夫には手厚くしっかりとしたがん保険を、わたしはよくある掛け金の少ない医療保険のみ。
2002年、ロスジェネ世代真っ只中にまんまとブラック企業に就職した自分は、一つめの会社で心身ともにボロボロになり、20代半ばには非正規労働者として様々な派遣や臨時職員を渡り歩き、もやしが主食のギリギリの生活を送ってきました。
少ない給料、」ボーナスなしでは貯金も全然できず…そのまま30代に突入。
なので、37歳で乳がんと告知された瞬間、目眩を覚え後ろにひっくり返り、そのあと一言めに「先生、わたし治療できるほどそんなにお金ないかもしれません！！がん保険入っていないし…」と泣きそうに告げることとなりました…笑
主治医はびっくりしていましたが「大丈夫、お金がない人のためのいろんな制度があるからまずは看護師さんとお話ししてみて！がん保険に入っていなくても！」とニコニコしていたのを思い出します。
結論を申しますと、高額医療費制度の申請や、加入していた医療保険から支払われるお金、そして仕事も続けながら治療ができたので、乳がんの手術・治療費はなんとかやりくりできたのですが、のちに患者会でがん保険に加入していた仲間の話を聞くと、やっぱり保険に入っていたら安心感が違うなぁと思ったものです。
手術と放射線治療を終え、ホルモン治療が1年くらい過ぎたある日、保険のお仕事をしていた友人とランチをする機会がありました。
わたし「そういえばがん保険って、もう手術も終わって結構経つし、わたし入れるんだよね？」
友人「え？まだ治療中だから入れないと思う！近年では、最後にがんの治療を受けてから、一定期間が経過すれば加入できる保険商品も増えてきているけれど、その多くは5年間がんの治療や投薬、検査を受けていないということが条件になっている場合が多いよー」
わたし「えーー！そうしたら、ホルモン治療が10年あって、その後5年待機だとしたらこのあと15年も入れないのー？？」
もう、がっかりです。このあとの通院は続くし、保険の見直しはあきらめて4年が経過した先日、こんな情報が目に飛び込んできました。
MICIN少額短期保険株式会社さんの
乳がん・子宮頸がん・子宮体がん再発保障保険
なんとびっくり、がんの手術から6ヶ月経過すると申し込めるらしい！
開発までの秘話が、動画で公開されています。
【「乳がん・子宮頸がん・子宮体がん再発保障保険」の特徴】
・現在術後治療で通院されている方も、がんの手術から6か月が経過していれば申し込み可能
・ウェブサイトから最短10分で申し込み完了
・がんの再発、新たながんが見つかった場合、自由に使い道を決めることのできるがん診断給付金を受け取り可能
【申し込み対象者】
・満20歳～満69歳の女性（更新は満80歳まで）
・初めてかかったがんが乳がん、子宮頸がん、子宮体がんのいずれか（ステージ0～Ⅱ）で、各がんの再発・転移がなく、他のがんに罹患していない方
・がん（乳がん・子宮頸がん・子宮体がん）の手術を受けて6カ月経過された方
・現在入院中でなく、「がんの所見なし」の方
・当社所定の「診断書」をご提出いただける方
まずは見積もりや資料請求など、ためしてみるのもよいかもしれませんね。
他にも、乳がんを罹患された方が入れる保険として
セコム損保「メディコムワン」もあります。申込条件などにも違いがありますので、見比べてみてはいかがでしょうか。
どうしても掛け金は割高になってしまいますが、保険加入も選択肢のひとつに入れておくとよいのかも、と思っています。
