乳がん治療にかかるお金のことは、多くの患者さんが不安に思っていることの一つです。
わたしも、乳がんとわかった後にどんどん検査が進んでいき、告知のショックに大打撃を受けている状況、どんどんお財布からお金が出ていくのをフワフワとした気持ちで他人事のように眺めていたなぁ、と思い返します。
特にがん保険に入っていなかった自分は、手術や治療だけでも十分不安なのに、お金の心配も大きくてストレスが積み重なっていきました。お金のことばかり、どうしようどうしよう、と口にしていたわたしに、家族からは「もう、お金のことは心配するな!大丈夫だから」と半ば呆れられていたほどです…
多少、治療費はかかってしまうのはやむを得ないことですが、使える制度を最大限利用できるよう、お金が理由で受けたい治療や検査を我慢することがないように学んでおくことは大切です。
治療とお金、このテーマで、国内でも有名な医療関係者、専門家の皆さんが登壇され、無料オンラインシンポジウムを開催されるそうです。申し込みが必要ですのでお忘れなく。
■オンライン公開シンポジウム
みんなで一緒に考えよう 乳がん治療とお金・経済
「治療ってお金がかかる」
多くの方がそのような思いを感じながら治療を経験してきたのではないでしょうか?
この研究班は、乳がん患者さんの経済的負担の実態を調べ、より良い医療の在り方を探求する目的で研究を行ってきました。
このWebシンポジウムでは、私たちの研究結果の一部をご紹介するとともに、皆さんと一緒に「治療とお金」について考えていきたいと思います。
※個別の治療相談はお受けしませんのでご留意ください。
■プログラム:
・はじめに
・14:00-14:50 第1部 基調講演 医療経済のイロハ
・15:00-16:00 第2部 研究発表・パネルディスカッション
・閉会のご挨拶
■対象:乳がん経験者、医療関係者、乳がん経験者の支援者(家族含む)
■日時:6月19日(土)14:00-16:00
■Zoomによるオンライン開催
■申込:https://ws.formzu.net/dist/S65607209/
※無料・予約制
※お申し込みいただいた方には後日Zoomのアクセスコードをお送りします
■お問い合わせ:ohnohan2020@gmail.com
■主催:平成31年日本乳癌学会研究助成「日本における乳癌治療による経済的負担への意識に関する研究」班
■研究代表者:大野真司(がん研有明病院 乳腺センター)
■後援:日本乳癌学会
■協力:キャンサー・ソリューションズ株式会社