乳がんを罹患されたお母さんにとって、まだ小さなお子さんに病気のこと、治療中のことをどこまで、どのようにお話しするかは悩みのタネの一つ。
先輩munecoさんたちからは、絵本をツールとして会話をしていたという声をよく聞きます。
前回はこちら↓フランスで出版された「ママはかいぞく」をご紹介しました。
さて、今日ご紹介するのは
たなかさとこ著 「ママのバレッタ」
です。

「ママががんになった」 ——大好きなバレッタも つかえない。 抗がん剤で脱毛した母とのやりとりを、ユーモアを交えながら娘の目線で描く物語。がんと診断されこれから抗がん剤治療に取り組む方、現在抗がん剤治療中の方に、ぜひ親子で読んでいただきたい絵本です。
子育て世代のがん患者が交流する一般社団法人キャンサーペアレンツのメンバーらが「がんサバイバーである親の気持ちを子供に伝えたい、がん患者と家族の支えがほしい」という、自分たちが抱えるニーズにより【キャンサーペアレンツ・えほんプロジェクト】を発足。
がんになった自分たちだからこそ作ることができる絵本を、との思いで制作され、2018年に発売されました。

「闘病記」ではなく、「日常の物語」というところが、同じような思いを抱える家族がほかにもたくさんいることを実感させてくれるのではないでしょうか?
えほんプロジェクトではSNS等でも情報発信をされているようです。
【キャンサーペアレンツ・えほんプロジェクト】のInstagram
絵と文を担当された、たなかさとこさんの記事が以下に掲載されています。こちらもぜひ。